• ドナルド・トランプ氏は、9月16日に彼の暗号通貨プロジェクト「World Liberty Financial」のローンチ日を発表しました。これはライブビデオストリームで行われました。
• World Liberty Financialは、AaveのDeFiプラットフォームとEthereumブロックチェーン上に構築され、クレジットアカウントシステムを中心としています。
• トランプ氏は、以前は否定的な立場を取っていたものの、再選を目指す中で暗号通貨コミュニティを受け入れており、「Bitcoin 2024」カンファレンスでも講演しました。

元大統領ドナルド・トランプ、暗号通貨プロジェクト「World Liberty Financial」の公式ローンチ日を発表

ドナルド・トランプ前大統領は、長らく噂されていた暗号通貨プロジェクト「World Liberty Financial」の公式ローンチ日を発表しました。

9月16日にローンチイベントを開催

トランプ氏は木曜日の午後、自身の「Truth Social」アカウントに投稿したビデオで発表を行いました。

「9月16日午後8時にTwitter Spacesでライブ配信を行い、『World Liberty Financial』のローンチにご参加ください」と、トランプ氏はビデオで述べました。「我々は暗号通貨で未来を切り開き、遅れた旧態依然の大手銀行を置き去りにします。」

分散型金融を活用したプロジェクト

トランプ氏の息子、ドナルド・トランプ・ジュニアとエリック・トランプは、8月初旬にこの暗号通貨プロジェクトについて初めてほのめかしました。

9月初旬に発表されたホワイトペーパーでは、「World Liberty Financial」がAaveやEthereumブロックチェーンといった分散型金融（DeFi）プロトコルを活用する計画が明らかにされました。このプロジェクトは、クレジットアカウントシステムを中心に展開される予定です。

トランプ氏、再選を目指して暗号通貨を支持

2024年の再選を目指す中で、トランプ氏はかつての暗号通貨に対する否定的な姿勢を改め、暗号通貨コミュニティを支持するようになりました。

この夏には「Bitcoin 2024」カンファレンスに登壇し、再選された場合はSEC議長のゲイリー・ゲンスラー氏を解任すると発言しました。また、米国政府が保有するビットコインの売却を止める意向も示しました。

セキュリティが最優先事項

今月初め、Dolomiteの共同創設者コリー・カプラン氏が「World Liberty Financial」のアドバイザーに任命されました。

プロジェクトはセキュリティを最優先課題として掲げており、ステーブルコインの普及にも注力しています。彼らは、主要なセキュリティ専門家と協力し、コードベースの監査も行っています。

議員からの批判

最近、民主党の議員の一部からトランプ氏に関連する暗号通貨プロジェクトに対して批判の声が上がっています。

下院議員のマキシン・ウォーターズ氏は、このプロジェクトについて「ハッキング、詐欺、不平等な情報、利益相反など、消費者や投資家に害を及ぼすリスクがある」と指摘しました。

トランプ氏の暗号通貨支持の中でのローンチ

9月16日のローンチイベントは、長らく憶測が飛び交っていた「World Liberty Financial」にとって重要な節目となります。

かつて暗号通貨に対して否定的だったトランプ氏が、その姿勢を転換したことは、2024年にホワイトハウスに復帰するために暗号通貨コミュニティを取り込もうとする努力を象徴しています。